研医会眼科診療所
     緑内障とは
 
           

 眼内では房水と呼ばれる水分が産生され、眼内を循環し、眼圧を維持しています。

 緑内障とは、健常眼圧をこえた状態で、房水の排泄の障害によって起こります。 健常眼圧とは、眼の機能障害を起こさない眼圧をいい、正常眼圧とは、多数の健常眼から統計的に得た眼圧の数値です。ですから正常眼圧の範囲内であっても、その人の健常眼圧を超えていれば機能障害を起こして、緑内障になります。 

 診断は視力検査、眼圧検査、眼底検査等が主流で、場合によっては視野検査が必要なこともあります。

 なかなか自覚症状の表れにくい緑内障ですが、視野の一部が欠けたり、視力が低下したと感じられた場合はもちろん、何の異常も感じられない時にも眼圧の検査をして眼を守りたいものです。

 

 

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